オランダ留学ブログ 

帰国子女でもなんでもない女子大生が世界にトビタっテみたおはなし。

多国籍グループワークが大変すぎた。

みなさんこんにちは(^^)

1つ前の記事で、テストが終了したご報告をしましたが、実はテストの少し前に課題の提出もありました。

その課題のグループワークが、まあああああああじで大変だったので、ちょっと語らせていただきます。

 

 目次

 1.どんな課題だったの?

 2.グループのメンバー構成は?

 3.グループワークのなにが大変だった?

 4.感想

 

 

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1.どんな課題だったの?

今回の課題は、実在する会社の強みと弱みを分析するというものです。

3~5人のグループメンバーで協力してレポートを作り、メンバー全員が共通の成績をもらうことになります。

メンバーで、「ファイナンス・マネジメント・法・マーケティングサプライチェーン・会社倫理」を分担して、最終的に1つのレポートにまとめました。

ちなみに私の担当は、マーケティングと会社倫理!

 

その会社の工場へ、実際に訪問もあるなど、大変ながらも貴重な体験ができました。

完成品はA4サイズで70ページという超大作になりました😅

 

 

2.グループのメンバー構成は?

メンバーは、私に加え、ロシア人の女の子とスペイン人の女の子でした。

私以外の二人は、留学生ではなく、4年間の正規生です。

3人ともグループになる前から知り合いではありましたが、そこまで親しいというわけではありませんでした。

私にとって初めての多国籍グループワークで、ドキドキワクワクでした💕

 

 

3.グループワークのなにが大変だった?

スペイン人のリズム

まず大変だったのは、スペイン人の彼女がグループワークに来ない!来ない連絡も遅い!来る時も遅刻!自分の担当パートも予定通りに終わらせない!

と聞くと、「怠け者の子なんだなー」と思うかもしれませんが、そういう訳ではないんです。

結局、課題の提出には間に合わせたし、内容も完璧でした。

私が今回のグループワークで感じたのは、連絡が遅いのとか、遅刻するっていうのの「悪いレベル」が全然違うんだなと。

私にとっては、5分でも遅刻は遅刻です。

でも彼女にとっては、30分の遅刻は、「まあそんなもんでしょ」って感じなのかもしれません。

ただ私には、彼女が遅刻や欠席に対して全く謝らないのもストレスの1つでした。

 

 

 

ロシア人の「良いレポート」

完全に「常識」の違いを感じた出来事です。

今回の課題を通して、ロシア人の彼女には、「大は小を兼ねる」という価値観が根本にあるのを感じました。

「長い分には問題ないでしょ!」てやつです。

例えば、英語の課題で「200単語以上」と指定されたら、「210単語」ぐらいで書きますよね?

でも彼女は「300単語」ぐらい書くんです。

とっても真面目で良いことなのですが、私にとっては、評価に関係しない100単語を書くことは、無駄にしか思えないんです。

 

これが、今回のレポートで指定が30ページ以上にもかかわらず、私たちのが70ページになった理由でもあります。

 

一方で、彼女は「体裁」はあまり気にしません。

だからとっても読みにくい😅

私にとっては、レポートで字体や行間のルールを守ることや、読みやすく項目番号をふることは、70ページ書くことよりも、遥かに大切です。

 

そう思うと、「良い」の基準や、「大切なこと」って本当に人それぞれなんだなと。

 

 

 

意見をはっきり言う

それから、日本人よりも、思ったことを「ハッキリ」言うことも、新鮮プラス少しストレスでした。

例えば、今まで日本でやってきたグループワークで、「これも足した方がいいんじゃない?」と言われることはあっても、「この文消した方がいいんじゃない?」と言われたことはありませんでした。

しかし、今回のグループワークでは、「あなたの意見には賛成できない」と言われることもたくさん。

しかもなかなか意見を曲げない。

意見を聞く能力と、伝える能力の最大が100だとして、日本人は、(聞く70)(伝える30)だとしたら、私のグループメンバーは(聞く30)(伝える70)という感じ。

押しに弱いかつ反論する英語力が低めの私は、諦めることも何回かありました笑(まあ私もそれなりに頑固なんですけどね)

もちろん「意見に反対」というのは「自分の人格が否定されている」という意味ではありません。

ただ、日本で20年間生きてきて、否定されることへの耐性がない私には、慣れるまで時間がかかりそうです。

 

 

 

 

4.感想

このブログでは、便宜上、「スペイン人の」とか「ロシア人の」とか言っていますが、それは全ての「スペイン人」「ロシア人」が、そうであるというわけではありません。

ちなみにスペイン人の彼女も、アメリカ系スペイン人ですし、ロシア人の彼女も、オランダに来る前はキプロスに住んでいたらしいです。

 

私が伝えたかったのは、文化背景によって、「スタンダード」が違うということ。

 

文化背景、生まれ育ってきた環境が全く違う人たちとの共同作業は本当に辛かった。

もうやりたくない。(少なくともあと3回はやるんだけどね)

けど、大学を卒業して仕事を始めたら、そういう機会ってきっとあるよね。

というか、今まで気付かなかったけど、日本にいたって、同じ日本人だって、「スタンダード」が違うことってあり得ますよね。

自分の当たり前が、相手の当たり前じゃない。

そんな当たり前のことに気がつくことが出来た経験でした。

 

 

まあ終わってみれば楽しかったんだけどね!

なんか長くなってしまいましたが、読んでくれてありがとうございます(^^)

次はハッピーな記事にしますので、お楽しみに(笑